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安城学園高校の打楽器六重奏のメンバーら=愛知県安城市

 第48回全日本アンサンブルコンテスト(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が20日、福井県立音楽堂ハーモニーホールふくい(福井市)で開かれる。東海代表として、安城学園高校(愛知県安城市)と、同校吹奏楽部の卒業生でつくる楽団「安城ブラスオルケスター」(ブラオケ)がダブルで出場する。

 安城学園はマリンバ協奏曲「ザ・ウェーブ」(安倍圭子作曲)を打楽器六重奏で披露する。阿曽愛紗さん(3年)らマリンバ2人と、パーカッション4人というオリジナル編成だ。1年をかけて取り組んできた難曲だが、阿曽さんの「必ず全国へ」という強い思いに5人の後輩たちが応え、技術を磨いてきた。阿曽さんは「支えてくれた方々に成長した姿を見せたい。日本一を取って、この6人でこの曲をやってよかったと思えるような一番の集大成の舞台にしたい」と意気込む。

 一方のブラオケは、金管八重奏だ。出場メンバー8人のうち5人は2023年の全国大会で金賞を受賞したメンバーで、当時も演奏した難曲「軌道共鳴」(三澤慶作曲)を披露する。

 高校時代とは違い、メンバーがそろう日は少なく、練習も短時間のなかでの挑戦になる。杉浦美羽さんは「高校生の時に曲は研究し尽くした。前回の全国で後悔が残った部分を満足できる形にして聞いている人に届けたい」と力を込める。

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 全日本アンサンブルコンテストはすべての部門が有料でライブ配信される。愛知県内からは2団体に加え、春日井市立中部中(管弦打楽器八重奏)、愛知教育大学吹奏楽団(サクソフォン五重奏)が出場する。詳細は特設ページ(https://www.asahi.com/s-plus/live/2024/ensemble2024.html)へ。

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